top of page

日本拳法とは?

 日本拳法は、故・澤山宗海宗家が昭和7年に日本で初めて防具着装による実戦の拳法を創始されたことにその歴史を発しています。 安全な防具を着装することにより、突き・蹴り・投げ・逆捕りのすべての実戦練習が可能となり、格闘技の神髄を追求すべく日本拳法が誕生しました。
 日本拳法の防具は頑丈であり、被撃傷害を軽減することができます。 防具着装部分である面・胴を直接加撃することにより競技が行えるため、実践的な格闘技であるといえます。 その実用性は警察の逮捕術や自衛隊の徒手格闘の基礎となっていることからも分かります。
 現在では全国の高等学校や大学(約60校)でクラブ活動としても行われています。

日本拳法の精神性

拳法とは大生命力にふれるために小さい自我を撃破する道である。  森 良之祐

人間の生命は、自然の生命と同じである。大宇宙の生命、それは天地自然、森羅万象一切に及んでいる。大宇宙の生命は、われわれの中にもある。ふつうわれわれは、小さい自我にとらわれて、このような大生命を理解し得ないが、この大生命力にめざめるとき、われらは素晴らしい力をうることができる。

日本拳法宗家 (故)澤山 宗海 先生

日本拳法最高師範 (故)森 良之祐先生

日本拳法の主な技と「一本」について

 【突き技】には直突(≒ストレート)、横打(≒フック)、揚打(≒アッパー)、外打(≒裏拳)など、【蹴り技】には突蹴り、揚蹴り、横蹴り、膝蹴り、踏蹴りなどがあります。その他【組技】として投げ技や逆捕り技、防御技としては【受け技】【かわし身】があります。

 

 日本拳法の「一本」は防具着装部(面・胴)に形に則った強烈な突き・蹴りが決まった場合に認められます。 また、相手の身体を組み敷いて、形どおりの空突き・空蹴りを決めた時にも「一本」が認められます。これらの認定は公平を期する為に3審制(3人の審判員の2人以上の認定を必要)で行われ、観客に分かり易くするために審判員の意志表示は旗によって進行します。
 少年の部は面防具を着装しない当格での競技を行います。面部は空撃による「一本」とします。

勝負方法について

一般男子は3分間、女子ならびに高校・中学生は2分間、小学生以下は1分30秒間を試合時間とし、三本勝負法をもって行います。ただし、一般男子の試合時間については、2分間に短縮をすることもできます。

※ 三本勝負法・・・・二本先取によって勝ち

bottom of page